ゆるゆるグラブルノート

ただ楽しみたいようにグラブルをのんびりと楽しむ様子を記すブログ。

「年年歳歳煩相似たり」イベ感想

ゾーイが登場して一体どんなイベントになるかと思えば、色々なキャラが登場して話がどんどん展開していく、予告通り「コミカル」なイベントであった。

 

という訳で、本イベントの感想をネタバレ全開で述べていく。

 

 

 

 

 

 

 

真面目な雰囲気を出しつつも、随所でネタを盛り込んでは笑わせに来る中々愉快で楽しいイベント、というのが全体的な感想だ。前回のような、高揚感とか真実に迫る緊張感とかそういったものは余り無かったが、キャラ同士の掛け合いだったり、ゾーイの掘り下げだったりを丁寧に描こうという意図が伺えた。今年のシナリオイベントも大いに期待できそうだ。

 

 

時期が時期なだけに、てっきりジョヤと月の民は繋がっているかどうかの話が出るかもと期待していたのだが、結局分からずじまいなのは残念であった。しかし、関連性が否定されたわけでもないので、今後何かしらの機会で言及されたら個人的には有難い限りである。

 

そして、世界観的な話としては、「宇宙」の存在が公式で初めて明確に示された点は大きいだろう。先月のイベやそれこそジ・オーダー・グランデ戦の背景等で、「宇宙」の存在は示唆されていたが、公式で遂に正式に登場する事となる。「宇宙」を舞台とした物語が展開される日もそう遠くないかもしれない。

とは言っても、いわゆる大気圏を突破する技術が今の空の世界にはなく、マキラを以てしても突破できないとなると、まだまだ到達するには時間がかかりそうである。ガラドアやファンジオと言ったメカニック関連のメンバーが総出でマキラと共に宇宙用騎空艇を作るイベントとかがあっても楽しそうではないだろうか?

グラブル世界における「宇宙」という舞台が今後どんな展開を迎えるかとても楽しみである。

 

 

少し堅苦しい話になったが、基本的にはコミカルでギャグテイストが強いイベントで、何回も笑ってしまったし、特に最後に出てきたクレーマーには思わず吹き出してしまった。設定的には世界の危機のはずだったが、まあ会話の大半の語尾が「ぼん」では、緊張感があるはずもなく、挙句の果てにはイケボで「BON」とか言い出すのだから笑うなという方が土台無理だし、ヤサシイドスも見事に笑わされた。ライターもきっと笑わせようとして色々練っただろうが、完敗だ。

(そういえば、あのエルーンの長老はメーテラ達の長老と同一人物なのだろうか・・・)

 

 

コミカルと言えば、「抜き打ちビィ検査」。ここは上手く作ったなととても感心した部分だ。昨年1年間のシナリオイベントをほとんど振り返ることが出来、なおかつ案外難易度が高いため、真面目に全問正解出来れば主人公とビィの絆の強さが描けて、間違えても上手くギャグになっている。特にルリアの演技がどれも愉快で、全パターン確認してしまったほどだ。(流石の東山さんの演技力である。)

個人的な一番のお気に入りは、「ビィさんのトカゲ!」。普段はこんな悪口を言うはずのないルリアが思わず言ってしまった様が可愛らしく、実に面白かった。

 

 

既に恒例となったイベント一枚絵も可愛いさ100%の素晴らしいイラストで、ジンさんならただひたすら頷くこと間違いなしである。昨年末の年年歳歳に引き続き三人の可愛さに溢れていて、そういった面でもとても満足である。ヴァジラは新規イラストはなかったものの、彼女の快活さによる可愛さが伝わってきたのでとても欲しくなってしまったのだが・・・果たして今年中に引けるか不安である・・・

 

 

 

そして、感想として最後に一つ。

第6章でゾーイが4人の力を借りる際に言っていた言葉についてである。グラブルが始まって以来、表現を変えながらも何度も繰り返すように述べられてきた言葉だ。それは、「人には誰しも得手不得手があるから、互いに協力しあって立ち向かっていく」ということだ。

主人公は、ルリアやビィや仲間がいたからこそこれ程強くなったという事は、昨年の「どうして空は蒼いのか」でも述べられおり、最新のメインストーリでも述べられたばかりである。そして、個の力では遥かに劣る「空の民」が覇空戦争において「星の民」に勝利できたのも、この「互いに協力し合う」という点があったからこそだという点は何度も指摘されており、先月のイベではその「人の強さ」を月の民が非常に警戒している様が描かれていた。

 

来月のシナリオイベントは、間違いなく「どうして空は蒼いのかPart2」であろう。4周年記念イベントともなる事から、このグラブル世界の大きなテーマであるこの「仲間との協力」が再び描かれるはずだ。世界観の事をあれこれと考えるのが大好きな自分としては、「世界の調停者」であるゾーイがこのタイミングで、このテーマに言及したのは、鳥肌に来るものがあった。

 

パンデモニウムの最終章で明かされるであろう真相、赤き地平と幽世の住人たちの存在、月に住まう者たちの登場。グラブルの世界において、そして主人公の旅において、これまた繰り返し示唆されてきた「大いなる危機」が迫りつつあるタイミングで、ゾーイがこのテーマを理解したというのは、今後の展開でなにかあるのではないかと勘繰りたくなってしまう。そんな一場面であった。

 

 

グダグダと長くなってしまったが、今回も面白いイベントで、まあ大満足とまで行かなくても、満足したイベントであった。来月は、「どうして空は蒼いのかPart2」のはずだと思うと今から待ち遠しくて仕方がない。今回はどんな展開を見せてくれるのか。どんな新しい世界観や設定が明かされるのか。どんな冒険が待ち受けているのか。大いに、大いに期待したい。