ゆるゆるグラブルノート

ただ楽しみたいようにグラブルをのんびりと楽しむ様子を記すブログ。

「失楽園-どうして空は蒼いのか PartⅡ-」:イベ前雑感

先ほど先出しファミ通において、4周年記念イベントタイトルの情報が出された。本記事の表題にそのタイトルがあるが、端的に言って、これは「非常に楽しみ」である。来週の開催がもう待ちきれないぐらいである。そしてこの記事の為に少し情報を集める過程で、このタイトルは必然的に付けられたものだろうと強く思わされた

考察記事の体で書こうとも思ったが、上手くまとめきれなかったので、箇条書き的に気になる要素を列挙していく。

 

本記事はグラブル及び神撃のバハムートのネタバレ全開となるので、ご注意願いたい。

 

 

 

まず、失楽園とは何か。

オリジナルの失楽園とは旧約聖書に登場する話。キリスト教や聖書に馴染みが薄い我々でもよく知っている、「蛇に唆されて知恵の実を食べた事で、アダムとイヴが楽園から追放された」とされるあの話である。諸説あるが、この知恵の実は、「リンゴ」として描かれることが多い。

そして、これをベースにイギリス人ミルトンが執筆した「失楽園」も、世界史において名を残す一大叙事詩として非常に有名。大雑把に要約すると、オリジナルの話+「主に敗れて堕天したルシフェルが、仕返しとして蛇に化けてアダムとイヴを唆して楽園から追放させる」話等が描かれている。そしてこの作品は、後世の「ルシフェル」のイメージに大きな影響を及ぼしたとされる。

 

失楽園の原題は、「Paradise Lost」。ルシフェルの召喚効果名は「パラダイス・ロスト」。ルシオの奥義名もパラダイス・ロスト

 

 

「蛇」と言えば「幽世より至りし者」、「リンゴ」と言えば「ビィ」が好むものだが、一方でルシオによれば「幽世の存在」もまたリンゴを好むとされている。赤き地平と蒼い空の世界。相容れないとされる、赤き竜と蒼の少女。(余談:アダムとイヴの楽園追放後に生まれた息子で有名なのが、カインとアベル。)

 

その唆した蛇が「主に敗れて地獄に落ちたルシフェルが変身した姿」だとして描くのがミルトン作の失楽園で、「地獄という下層」から「楽園という上層」に向かうという構図は、「赤き地平・地上という下層」から「空の世界という上層」を窺っているという構図は似ている。その楽園の名前は「エデン」。ルシオの解放武器名も「エデン」。

 

また、「神々に反逆したルシフェルらは敗れて堕天し、その後復讐の機会を窺う」という話と「サンダルフォンアザゼル・オリヴィエらはある者に唆されて創造神と天司長に反逆したが敗れて、堕天しパンデモニウムに幽閉されたが、今も反逆の機会を狙っている」と言う話も似ている。

 

以下、各種比較。(グラブル設定で最も混乱する箇所)

原典:「ルシフェル」=「ルシファー」=「サタン」

神撃のバハムート:「ルシフェル」=「ルシファー」≠「サタン」

グラブル:「ルシフェル」≠「ルシファー」≠「サタン」+出自が異なる「ルシオ

 

原典「ルシフェルが神に反逆して敗北、堕天。復讐を狙う。」

神バハ「ルシフェルが神(上司のアルビテル)に反逆して敗北、堕天。復讐を狙う。」

グラブル「星の民ルシファーを模して造られた天司長ルシフェルを相手に、(恐らく)ルシファーがサンダルフォンアザゼル・オリヴィエら天司達を唆して反逆させる。だが、ルシフェルらを前に敗北、堕天、パンデモニウムに収監。ルシフェルに対して復讐を狙う。(唆したルシファーへの復讐を狙う者も。)」

 

堕天司達が収監され、幽世の住人たちがひしめき合っている「パンデモニウム」。初出はミルトン作の「失楽園」、ミルトンの造語のようだ。堕天した地獄でルシフェルが作らせた地獄の宮殿の名が「パンデモニウム」。万魔殿と訳される。つまり本来は彼がこの主。

 

大天使ルシフェルは「明けの明星」とも呼ばれた。天司時代にオリヴィエが司っていたのは「宵の明星」。

 

天使サンダルフォンの役割は、ミカエルと共にサタン(つまりルシファー)と戦う事。ミカエルはルシフェルの次の天使長で、ルシフェルを打倒した張本人。

 

天使サンダルフォンの司る能力は「胎児」。胎児の性別を定めたとされる。堕天司サンダルフォンは、ルシフェルのコアに眠った状態となったが、「揺り籠から再出発する」、つまり胎児のような状態にまで戻されている。

 

 

 

以上、殴り書きのようになったが、イベントの開催を非常に楽しみにしている。そしてその前に解放されるであろう、「パンデモニウム」の最終層も連動していると思われるので非常に楽しみである。